右脳教育とは
右脳教育とは、幼児のうちに、イメージを司るといわれる右脳の発達を促すことで、創造性やひらめきの力を育てようとする教育法のことです。七田式などが有名ですが、それ以外にも右脳教育を積極的に進めている幼児教室や幼稚園は少なくありません。右脳は左脳に先立って発達するため、早い段階からの働きかけが有効になってきます。そのため、赤ちゃんや幼児から右脳教育を行う教室も多いですし、最近では自宅でできる右脳教育の教材も販売されているので、そういったものを利用するのもいいですね。
右脳教育の方法はさまざまですが、よく知られているのは、フラッシュカードや暗証、100玉そろばんなどでしょうか。フラッシュカードというのは、1枚のカードに一つの言葉が書かれたカード数枚が一組になっており、教師がテンポよく紙芝居のようにカードをめくりながら声に出して読み上げるものを子供が反復していきます。慣れてくると教師が読むことなく子供たちだけで読み上げることもあります。このカードにはひらがなだけではなく漢字で書かれたものもあり、漢字が読めるの?と思うかもしれませんが、子どもは言葉を文字を読むのではなく図形として一瞬で判別しているのです。言葉の代わりに丸がいくつか書かれたドッツカードと呼ばれるカードもあり、これは丸がいくつあるのかを瞬時に読み取る力を育てます。これと併せて100玉そろばんで数の概念を理解し、計算の基礎となる力を身に付けるのです。それ以外にも、記憶力や直観力など、成長するにつれて必要になる力をこの時期はぐんぐん高めていくことができます。右脳教育は、その後の成長のベースとなる力をつける、独特の教育法なのです。
しかも、その力は決して教育によって押し付けるものではなく、子どもが本来持っている力です。適切な時期に適切な刺激を与えることによって、眠っているこれらの力は格段に活性化されていきます。実際、右脳教育を受けた子供が成長後にさまざまな分野で活躍しており、その効果は広く認められているといっても良いでしょう。