幼稚園受験と幼児教育
幼稚園受験は、小学校受験に比べるとかなり準備は少なくてすむのが一般的です。受験をする本人が2歳や3歳なので、学力などを測ることはできませんし、子どもに教えるといっても無理があります。そのため、幼稚園受験の準備としては、年齢に応じた発達ができるようにしたり、お友達や先生とコミュニケーションが取れるように慣れさせたりするのが一般的です。幼稚園受験に向けた幼児教室もありますので、行きたい幼稚園が決まっている場合にはその幼稚園に詳しい幼児教室を探すようにしましょう。家から近い幼児教室というよりも、志望幼稚園に近いところで探したほうが、そういった幼稚園は見つかりやすいと思います。幼稚園によって考査の基準はかなり異なりますので、その幼稚園に強い幼児教室に通うことで、子どももその小学校になじみやすいような教育を受けることができますし、親も受験対策を指導してもらえるのがメリットです。幼稚園受験の場合には特に親の受験対策が重要になるので、願書の書き方や面接の服装、受け答えをする上での注意など、詳しく指導してもらえる幼児教室を探しておくことは大切です。そういった意味では、短期間でも教室に通うことは意味があるといえるでしょう。
幼稚園受験をするからといって、子どもに特別に学習をさせる必要はありません。お友達との関わりを学んだり、体力をつけたりするうえで公園あそびをしっかりすることも大切です。極端に運動が得意である必要はありませんが、考査の際には年相応の体力があるかどうかは試されますし、ちょっとしたことでも怖がって何もできないようだとかなりマイナスになります。幼児教室ではそういった点も徐々に克服できるように指導してもらえますし、志望校自体が子供のタイプに合っていない場合にはそういった点から相談に乗ってもらえます。幼稚園受験の目的は家庭によって違いますが、エスカレーター式に大学まで進学できるといった幼稚園を選ぶ人も多く、その場合には特に子どものタイプと志望校のカラーを考えて選ぶことも大切です。長く通うからこそ、子どもにあった環境を選んでやりたいですね。また、受験対策の幼児教室の中には、小学校受験をメインとしていて幼稚園受験にはあまり力を入れていないところもあるので、幼児教室の体験入会の際などにそういった点も聞いておくといいでしょう。